MVNO CDN


概要

MVNO CDNとは、CDN事業者が、CDNサービスの延長上としてMVNOサービスを行おうというもの。

MVNO CDNは、「CDNで配信しているコンテンツ」の配信先(ユーザ)に対する「MVNOによるラストワンマイルの提供」を事業の主幹としており、GB単価10円程度のCDN事業を、GB単価1000円程度のMVNO事業に拡大させることを目的としている。

ただし、配信元サーバを押さえているとはいえ、配信先まで事業セグメントを拡大させるには「CDN事業者ならではの付加価値を付けたMVNOの提供」が必要となる。

教育用SIM

教育SIMとは、教育用途(学校、学習塾、通信教育、社会人学習など)に特化したMVNOである。MVNO CDNでは以下のような付加価値を提供することができる:

  • 速度制限(視聴制限): 一般コンテンツ(CDN配信している教育コンテンツ以外、Youtubeなど)に対し、MVNOとして速度制限を実施する。これにより、教育コンテンツ以外に対する通信を抑制し、一般エンターテイメントサイトへの通信量を削減させる。
  • グループ課金:生徒グループのパケット使用料を合算請求する。これにより、アクティブな学習者率の低い教育サービスにおいて、アクティブユーザが使えるパケット量を増加させる。例えば、 アクティブ利用率が1~2割程度である教育サービスであれば「月額500円で講義コンテンツを5GBまで使用可能」というようなSIMサービス提供が可能となる。
  • 通信状況レポート:SIMの利用状況について、CDN配信している教育コンテンツと一般コンテンツの使用量をレポートし、学習者がSIMを教育用途以外に使用していないか監視する。また、教育コンテンツ向けの通信に対しては、速度などのQoE状況についてレポートする。

教育機関に対するSIM提供としては、NTTドコモの渋谷区教育委員会に対するタブレットとSIMの提供があるが、このSIMには上記のような機能はなく、SIMの大口契約に近い。

参考

MVNO CDN (SlideShare)