IETF CDN Interconnection (CDNI)


CDNI (Content Delivery Networks Interconnection)とは、CDN結合のひとつのバリエーションで、CDN間の対等な協力関係の構築を目標としています。類語として、CDNフェデレーション(Federation)があります。また、似た用語としてGoogle CDN Interconnectがありますが、CDNIとは関係ありません。

仕組み

CDNIでは、上位の管理サービスをおかず、CDN間の協調動作によりCDN結合を実現します。マルチCDNとの大きな違いとして、以下の点があげられます:

  • メタGSLBを使用しない(上位サービスなし)
  • CDN間が協調して動作する(CPはひとつのCDNと契約すれば、他のCDNも同様に使用できる)
    • コンテンツ(プリフェッチ、パージ)
    • アクセスログの集計

IETF

このアプローチに対し、IETFで議論が行われています。ただし、最初の試みは2001年から始まり(CDI WG)、大きな成果はなく(用語やユースケースに対するRFCを発行したのみ)2003年に終了しました。現在、2度目の試みとなるCDNI WGがアクティブに活動しています。