FEO CDNとは、Front End Optimizationを組み込んだCDNのことです。
FEO
FEO (Front End Optimization)とは、Webコンテンツ(Front End)の作りを工夫して、ブラウザの表示を高速化させる技術です(対比:Back End Optimization=Webサーバの高速化・最適化)
有名なルールとしては、以下の「13のルール」があります
- HTTPリクエスト数の削減
- CDNの利用
- Expiresヘッダーの追加
- コンポーネントの圧縮
- CSSは先頭に配置
- scriptは後尾に配置
- CSSのExpression()を回避
- JavaScriptとCSSは外部ファイルにする
- DNS Lookupsを削減
- コードサイズの圧縮
- リダイレクト回避
- スクリプトの重複を回避
- ETagを正しく設定
FEO CDN実装
多くのCDNでは、以下のモジュールをベースにFEOを提供しています:
機能
FEO CDN(およびFEO専用装置)では、すべてのルールを自動的に適用できるわけではありません。また、HTTP/2においては意味の無いルールもあります。これらをまとめると以下の表になります:
FEO CDN | FEO HTTP/2 CDN | |
Expiresヘッダーの追加 | ○ | ○ |
スクリプトの重複を回避 | ○ | ○ |
HTTPリクエスト数の削減 | ○ | |
コンポーネントの圧縮 | ○ | |
CSSは先頭に配置 | ○ | |
scriptは後尾に配置 | ○ | |
コードサイズの圧縮 | ○ | |
CSSのExpression()を回避 | ||
JavaScriptとCSSは外部ファイルにする | ||
DNS Lookupsを削減 | ||
リダイレクト回避 | ||
CDNの利用 | ||
ETagを正しく設定 |
この表が示すとおり、HTTP/2において旧来のFEOはほとんど意味が無くなっています。