CDNも広義のクラウドサービスですが、ここでは、サイト構築にあたり必要となる、狭義のクラウドとCDNの組み合わせについて解説します。
役割分担
ベストプラクティスな構成は以下になります:
- CDN
- 静的なページ・オブジェクトの配信
- 動的であるがキャッシュ可能なページの配信
- クラウド
- 動的なページの処理
ここでポイントとなる点は、以下です:
- ピーク対策
- クラウドのオートスケール機能により、ピーク発生時にインスタンスを増やすことも可能です。しかし、インスタンス生成には30秒~の時間が必要となり、この間はサイトへの接続がエラーとなります。
- CDNでは、サーバへのリソース割り振りは事前に行われており、急激なトラフィック増加にも耐えうる(エラーを出さない)構成になってます。
- 動的であるがキャッシュ可能なファイル
- ページ構成を工夫することにより、動的なページについてもCDNよりキャッシュ配信させることができる場合があります。例えば、次のような個人情報を含まないようなページについてはキャッシュ可能です:
- 商品番号により生成されているページ
- 日付により生成されているページ
- ページ構成を工夫することにより、動的なページについてもCDNよりキャッシュ配信させることができる場合があります。例えば、次のような個人情報を含まないようなページについてはキャッシュ可能です: