現在、多くのサイトでCMS(Content Management System)が使用されています。そして、CMSの裏側では、一般的にデータベースが稼動しています。そのため、ピークトラフィック対策としては、HTTPサーバの負荷のみでなく、データベースサーバの負荷対策が必要になっています。
動的ファイルのキャッシュ
単純なCMS型ファイル生成の場合(例:https://example.co.jp/article.html?p=123)、URL全体をキャッシュキーとすることにより、CDNサーバでキャッシュさせることができます。ただし、記事の更新を行ったときに、CDNサーバには古い記事が残っているため、CDN APIを使用し古い情報の更新が必要になります。
URLの正規化
URLにトラッキング用のID(セッションID、ユーザID)が含まれている場合(例:https://example.co.j.p/article.html?p=123&user_id=5432)、CDN設定でキャッシュ時のキーとするパラメータを指定することにより、CDNサーバにキャッシュさせることができます。設定の方法としては、以下の2種類があります:
- ホワイトリスト(キャッシュキー指定):”p=xxx”をキャッシュキーとし、それ以来のパラメータを無視する
- ブラックリスト(無視パラメータ指定):”user_id=xxx”をキャッシュ時に無視する