日本のCDNシェアについて調査結果@2019年4月
- 調査方法
- Webクローラー(スパイダー)によるWebサイト調査
- FQDN数:約1,042万
- URL数:約8,912万
- Webクローラー(スパイダー)によるWebサイト調査
- 集計日
- 2019年4月1日
- 対象
- Cloudflare、Akamai、Cloudfront、CDNetworks、Incapsula、Limelight、Edgecast,国内CDN事業者(Accelia、IDCF、IIJ、J-Stream)
- CDN判定方法
- cnameベース
- Akamai, Fastly, Edgecast, Limelight, Accelia, IIJ, IDCF, J-Stream
- レスポンスヘッダ(サーバ名)ベース
- Cloudflare, Cloudfront, Incapsula
- cnameベース
- シェア集計の単位
- ドメイン(例, example.jp)
- 補足:FQDNでの集計では、CDNを使用しているblogサイトの影響が出る。つまり、いくつかのブログサイトは、user1.blog.example.jpのようなFQDNで構成されており、ユーザの数だけFQDNが存在する(数千以上)。それに対し、日本のCDN利用企業も数千程度であるため、FQDNで集計するとこのようなブログサイトを配信しているCDNのシェアが大きくなりすぎる。
- ドメイン(例, example.jp)
- 補足
- CDN利用率/FQDNベース
- jpドメイン:0.66%
- CDN利用FQDN数:14,661
- FQDN数:2,210,524
- jpドメイン:0.66%
- CDN利用率/FQDNベース
日本語サイトのCDNシェア
- 集計対象
- jpドメイン以外(.com等)で日本語のサイト
- ドメイン総数
- 12,600
JPドメインサイトのCDNシェア
- 集計対象
- .jpドメインのサイト
- ドメイン総数
- 7,349
- 前回の調査より15%の増加
- 7,349
過去3.5年間のJPドメインサイトのCDNユーザ数推移
過去3.5年間のJPドメインサイトのシェア推移
差分調査
- 差分集計の単位
- FQDN
- 使用率のシェア調査ではドメインを使用したが、差分調査ではFQDN単位で集計している事に注意が必要。
CDN利用の差分調査(JPドメイン)
- 比較した日
- 2018年10月25日と2019年4月1日
- データの意味
- New Site:CDNを利用している新規FQDNを検知した
- New CDN:CDNを使っていなったFQDNがCDNを使い始めたことを検知した
- End: CDNの使用を止めた、FQDNにアクセスできなくなった
- Replaced:CDNをリプレイスした(CDNを乗り換えた)
新規にCDNを利用したFQDN(JPドメイン)のシェア
CDNスイッチ(リプレイス)調査
- 変化のあったFQDNの5%に相当する80のFQDNでCDNリプレイスが観測された。
- リプレイス元(リプレイスで契約を失ったCDN)
- Akamaiが最多で33 FQDN、次いでCDNetworksの15 FQDN、Cloudflare、Incapsulaの9 FQDNと続く
- リプレイス先(リプレイスで契約を得たCDN)
- Cloudfrontが最多で43 FQDN、次いでAkamaiの20 FQDN、Cloudflareの6 FQDNと続く