日本のCDNシェアについて調査結果@2018年4月
- 調査方法
- Webクローラー(スパイダー)によるWebサイト調査
- FQDN数:約919万
- URL数:約12,109万
- Webクローラー(スパイダー)によるWebサイト調査
- 集計日
- 2018年4月10日
- 対象
- Cloudflare、Akamai、Cloudfront、CDNetworks、Incapsula、Limelight、Edgecast,国内CDN事業者(Accelia、IDCF、IIJ、J-Stream)
- CDN判定方法
- cnameベース
- Akamai, Fastly, Edgecast, Limelight, Accelia, IIJ, IDCF, J-Stream
- レスポンスヘッダ(サーバ名)ベース
- Cloudflare, Cloudfront, Incapsula
- cnameベース
- シェア集計の単位
- ドメイン(例, example.jp)
- 補足:FQDNでの集計では、CDNを使用しているblogサイトの影響が出る。つまり、いくつかのブログサイトは、user1.blog.example.jpのようなFQDNで構成されており、ユーザの数だけFQDNが存在する(数千以上)。それに対し、日本のCDN利用企業も数千程度であるため、FQDNで集計するとこのようなブログサイトを配信しているCDNのシェアが大きくなりすぎる。
- ドメイン(例, example.jp)
日本語サイトのCDNシェア
- 集計対象
- jpドメイン以外(.com等)で日本語のサイト
- ドメイン総数
- 7,859
JPドメインサイトのCDNシェア
- 集計対象
- .jpドメインのサイト
- ドメイン総数
- 5,308
- 前回の調査より15%の増加
- 5,308
CDN利用の差分調査(JPドメイン)
- 比較した日
- 2017年10月10日と2018年4月10日
- データの意味
- New Site:CDNを利用している新規FQDNを検知した
- New CDN:CDNを使っていなったFQDNがCDNを使い始めたことを検知した
- End: CDNの使用を止めた、FQDNにアクセスできなくなった
- Replaced:CDNをリプレイスした(CDNを乗り換えた)
新規にCDNを利用したJPドメインのシェア
- 前回の調査にくらべ最も変化が見られた調査である
- 新興CDN事業者(Cloudflare、Cloudfront、Incapsula)の躍進がより目立つ結果
- Cloudfrontの勢いが更に増し、新規CDN導入の半分はCloudfrontという状況
- 国内CDNも順当に新規ドメインを獲得できている(1社除く)
CDNスイッチ(リプレイス)調査
- 変化のあったドメインの8%に相当する111のFQDNでCDNリプレイスが観測された。
- リプレイス元(リプレイスで契約を失ったCDN)
- Akamaiが最多で57 FQDN、次いでCDNetworksの12 FQDN、Cloudfrontの9 FQDNと続く
- リプレイス先(リプレイスで契約を得たCDN)
- Cloudflareが最多で46 FQDN、次いでCloudfrontの28 FQDN、Akamaiの20 FQDNと続く