日本のCDNシェアについて調査結果@2016年9月
- 調査方法
- Webクローラー(スパイダー)によるWebサイト調査
- FQDN数:約860万
- URL数:約10,300万
- Webクローラー(スパイダー)によるWebサイト調査
- 集計日
- 2016年9月5日
- 対象
- Cloudflare、Akamai、Cloudfront、CDNetworks、Incapsula、Limelight、Edgecast,国内CDN事業者(Accelia、IDCF、IIJ、J-Stream)
- CDN判定方法
- cnameベース
- Akamai, Fastly, Edgecast, Limelight, Accelia, IIJ, IDCF, J-Stream
- サーバ名ベース
- Cloudflare, Cloudfront, Incapsula
- cnameベース
- シェア集計の単位
- ドメイン(例, example.jp)
- 補足:FQDNでの集計では、CDNを使用しているblogサイトの影響が出る。つまり、いくつかのブログサイトは、user1.blog.example.jpのようなFQDNで構成されており、ユーザの数だけFQDNが存在する(数千以上)。それに対し、日本のCDN利用企業も数千程度であるため、FQDNで集計するとこのようなブログサイトを配信しているCDNのシェアが大きくなりすぎる。
- ドメイン(例, example.jp)
日本語サイトのCDNシェア
- 集計対象
- 日本語のサイト
- ドメイン総数
- 5,775
JPドメインサイトのCDNシェア
- 集計対象
- .jpドメインのサイト
- ドメイン総数
- 3,515
前回調査からの変更
- 調査対象にIncapsulaを追加
- CDN判定においてサーバ名による判定を追加
- スパイダーが発行するHTTPリクエストに従来は”Accept-language=ja”を含めていたが、これを無効化
- これにより、サーバ側のデフォルト言語設定が日本語のものだけが日本語サイトとして扱われるようになる(海外のマルチランゲージサイトの多くは日本語サイトとして扱われなくなる)
前回調査からの傾向について
- 全体的にCDN適用サイトが増えているが、中小ユーザを対象としたCDN(Cloudflare、Cloudfront、Incapsula)のユーザ増加が顕著
- Cloudfrontのドメイン数がAkamaiとほぼ並ぶ
- CDNの乗り換えは130ドメインで観測される