CDNトレンド2017(自社CDN)


自社CDNの最新動向2017

Dan RayburnによるCDNトレンド2017

昨年分:自社CDNのトレンド2016

この1年で新規の自社CDNプロジェクトは発生していない。ほとんどの企業にとって、自社CDNは、CAPEXおよびOPEXの視点で、投資に見合わない。自社CDNを構築しているのは以下の会社:

  • Amazon
  • Apple
  • Facebook
  • Google
  • Microsoft
  • Netflix
  • Pandora
  • SKY
  • Twitch
  • Twitter
  • Valve

トレンド

  • Netflix、Pandoraは、配信の100%を自社CDNから行っている。それ以外の企業は、75%以上をトラフィックを自社CDNから配信している。
  • Appleは90%のトラフィックを自社CDNから配信している(Danの見込み)
  • 多くの場合、上記企業も小規模な配信に対しては汎用CDNを使用している
  • 自社CDNの構築は難しくないし投資も大きくない
    • 特定目的のためのCDN構築は、汎用CDNの構築に対して簡単であり、必要なコストも低い
  • Disny、MLB、Viacom,NFLレベルであっても自社CDNを構築する意味は見出せないであろう
    • 1500万加入が自社CDN構築の目安となるであろうが、CAPEX投資に対するROIは厳しいものになるであろう。
  • ハイブリッドCDNは、多くの企業で実装されようとしている
    • 汎用CDNとオンプレミス設備の上にオーバーレイする